この章は、ルールがどうやって作られ、変わるのかを知りたい人と、参加者投票に参加する人のための章です。運営が物事を決めるときの運営投票・短縮投票と、運営者の休暇のしくみもまとめています。ここでいう「参加者」「運営者」「運営」の意味はサーバーの前提の 1-5 にあります。
11-1. ルールを作る・変えるには、運営と参加者の両方の承認が要る
ルールを新しく作る(制定)ときと、変える(改正)ときは、次の2つの承認が両方とも要ります(基本ルール第28条第1項)。
- 運営の承認:運営投票で、運営投票者(投票を棄権した人を除いた運営者)の3分の2以上が賛成すること
- 参加者の承認:参加者投票で、参加者投票者(投票を棄権した人を除いた参加者)の過半数が賛成すること(基本ルール第3条第5項)
どちらか一方だけでは、ルールは作れず、変えられません。
ルール施行令(いま国家として公認されている国の一覧を定めた「国家の公認に係る国家に関するルール施行令」など)を作る・変えるときは、運営の承認だけで足ります(基本ルール第28条第2項)。
11-2. ルールが変わるまでの流れ
ルールの制定・改正のように参加者の承認が要る事柄は、次の流れで決まります。
- 運営者が、ディスコード鯖の会議場フォーラムに、その事柄について協議するための投稿を作ります。参加者投票より前に作らなければなりません(基本ルール第3条第2項)。改正案の発議は、お知らせチャンネルでも告知されます。
- 参加者は、その投稿で改正案について質問したり、意見を出したりして協議します。
- 投稿を作ってから24時間たつと、運営が参加者投票を始めます(基本ルール第3条第3項)。ただし、3人以上の参加者から協議を続けるよう求めがあったとき、または協議がまだ進んでいると運営が判断したときは、運営は投票を始めるのを適当な期間延ばさなければなりません(基本ルール第3条第3項)。
- 参加者投票の期限は、別に定めがない限り、投票を始めてから24時間後です(基本ルール第3条第3項)。
- 運営の承認(運営投票者の3分の2以上の賛成)と参加者の承認の両方を得ると、ルールの制定・改正が決まります(基本ルール第28条第1項)。
- 運営は、ルールの制定・改正があったら、速やかにそれを公布しなければなりません(基本ルール第28条第3項)。
協議の投稿を作るのは運営者です。参加者は、できた投稿に質問や意見を書き込みます。参加者が自分で協議の投稿を作ったり、改正案を出したりする手続きは、ルールにはありません。どの手順も省くことはできず、運営者に頼んで会議場での協議や投票を飛ばしてもらうことはできません。ルールについて運営に伝えたいことがあるときは、チケットで運営に聞いてください(窓口は困ったときは)。
公布されたルールはルールポータルで読めます。そのルールがいつから適用されるか(施行日)は、各ルールの末尾の附則に書かれています。施行日より前のことに、新しいルールは当てはまりません。施行日の確かめ方はサーバーの前提の 1-3・1-4 にあります。
11-3. 参加者投票で投票する
参加者投票は、参加者の承認を決めるための、参加者による秘密投票です(基本ルール第3条第1項)。
- 投票できる人:参加者(ディスコード鯖で「人民」のロールを持っている人)です。仮参加者は、参加者投票に参加できません(基本ルール第5条の4第2項)。
- 投票のしかた:運営が参加者投票を始めると、運営bot(OpsBot。Discord上の表示名は「DSクラフト運営bot」)が投票用のチャンネルにメッセージを投稿します。そのメッセージの「賛成」「反対」「棄権」のボタンを押すと投票できます。投票を始めるのは運営者で、参加者が自分で投票を始めることはできません。
- 秘密投票:ボタンを押した結果は自分にだけ表示され、誰が何に投票したかは他の人には分かりません。
- 状況の確認:進行中の参加者投票の状況は、誰でも
/vote statusで確かめられます。 - 期限:別に定めがない限り、投票を始めてから24時間後です(基本ルール第3条第3項)。締切の処理は10分おきに行われるため、結果の投稿は締切の時刻から最大10分ほど遅れます。
期限までに投票しなかった参加者は、その投票を棄権したものとみなされます(基本ルール第3条第4項)。参加者の承認には、別に定めがない限り、棄権した人を除いた参加者(参加者投票者)の過半数の賛成が要ります(基本ルール第3条第5項)。つまり、賛成した人の数が、賛成と反対を合わせた数の半分を超えたときに承認されます。賛成と反対が同じ数のときは、承認されません。
ボタンの押し方と画面の見方は、運営botの参加者投票の章にあります。
11-4. 運営の承認は、運営者の秘密投票(運営投票)で決まる
ルールで「運営の承認」が要るとされている事柄は、運営者の秘密投票で決まります。この投票を運営投票といいます(基本ルール第2条第1項、基本ルール第2条第2項)。「運営」は運営者全員から成る合議体なので、運営者1人の判断では、運営の承認になりません。
- 投票できる人:運営者です。運営者は、運営botの
/modvoteで運営投票を始め、投票します。参加者は運営投票に参加できません。 - 期限:別に定めがない限り、投票を始めてから24時間後です(基本ルール第2条第2項)。
- 棄権:期限までに投票しなかった運営者は、棄権したものとみなされます(基本ルール第2条第3項)。
- 承認に必要な賛成:別に定めがない限り、棄権した人を除いた運営者(運営投票者)の過半数です(基本ルール第2条第4項)。ルールの制定・改正のように別に定めがある事柄は、その定めに従います(ルールの制定・改正は運営投票者の3分の2以上。基本ルール第28条第1項)。
運営の承認が要る事柄には、たとえば次のものがあります。
- ルール違反への処罰の決定(ルール違反した場合の流れ)
- 特定保護区域の中で建築・採掘すること(普段の生活でできること)
- 新しい参加者の仮参加(新しい参加者を迎えるとき(招待・仮参加))
運営botは投票の受付と集計をするだけで、承認するかどうかは運営者の投票で決まります。運営者が運営botで運営投票を行う流れ(運営者向け)は運営の承認の章にあります。
11-5. 運営者が会議中に決めるとき(短縮投票)
運営投票の期限はふつう24時間後ですが、運営者がボイスチャットなどで同時に集まる会議(同時会議)の中では、24時間を待たずに決める「短縮投票」ができます(基本ルール第2条の2第1項)。
- 始められるとき:同時会議に参加しているすべての運営者が、短縮投票をすることに同意したときだけです。1人でも同意しなければ、短縮投票はできません(基本ルール第2条の2第1項)。
- 進め方:同意があればすぐに運営投票を始め、その同時会議が続いているあいだに投票を終えます(基本ルール第2条の2第1項)。短縮投票も、運営者の秘密投票です(基本ルール第2条の2第2項)。
- 承認に必要な賛成:投票が終わるときまでに、はっきり棄権すると示した運営者を除いた、運営者の総数の過半数の賛成が要ります(基本ルール第2条の2第3項)。会議に出ていない運営者や、投票しなかった運営者も、棄権を示していなければ数に入るので、賛成しなかった人と同じ扱いになります。ただし、別に定めがある事柄は、その定めに従います(基本ルール第2条の2第3項)。
運営者は、運営botの /modvote quick で短縮投票を始めます。このコマンドを実行できるのは運営者だけです。短縮投票で決まったことも、運営の承認として扱われます。
11-6. 運営者が休暇を取るとき
運営者は、やむを得ない事情で一時的に運営者の仕事を続けられなくなったとき、他の運営者に期間を示して伝えることで、その期間、休暇を取れます(基本ルール第14条第1項)。
休暇を取った運営者は、その期間、運営の職権を使えません(基本ルール第14条第2項)。休暇中の運営者は、運営投票などで運営として判断することができません。
運営botでは、運営者は自分の休暇を /staff leave で登録し、休暇を終えるときに解除します。休暇を登録した運営者は、その期間、運営投票の数え方の母数と、記名で許可を出す手続き(海の埋立ての許可など)の母数から外れます。このコマンドを実行できるのは運営者だけで、休暇は運営者のための制度です。参加者投票には関係しません。運営者向けの使い方は運営の仕事の管理の章にあります。
11-7. ルールどうしが食い違って見えるとき
ルールの中には、どちらを当てはめるかを条文で決めているものがあります。
- 「〜の規定にかかわらず」と書かれた条は、その条が、名前を挙げた規定より先に当てはまります。たとえば短縮投票の条(基本ルール第2条の2第1項)は、運営投票の期限を24時間後とする規定(基本ルール第2条第2項)にかかわらず、会議中に投票を終えられると定めています。
- 「別段の定めのない限り」と書かれた条は、ほかのルールや条に別の定めがあれば、そちらに従います。たとえば運営の承認はふつう運営投票者の過半数ですが(基本ルール第2条第4項)、ルールの制定・改正は3分の2以上と別に定められています(基本ルール第28条第1項)。
条文で決まっていない食い違いをどう解釈するかの一般的な決まりは、ルールにはありません。ルールどうしが食い違っているように見えて、どう行動すればよいか迷うときは、自分だけで判断せず、チケットで運営に聞いてください(窓口は困ったときは)。
注意書き
本ガイドは参加者の理解を助けるための参考資料であり、条文の要約・簡略化を含みます。個別具体的な事案における最終的なルール運用・処分判断は、サーバー運営および裁判所等の正式な判断に委ねられます。正確な内容は必ず各ルール原文をご確認ください。